瀬戸内海に浮かぶ無人島 大久野島。
現在は400羽のウサギが野生として生活しています。島に上陸すると、あちらこちらでウサギ達が走り回っていますよ!
エサを持ち込めば、エサやりは自由。
人懐こいので、小さい子どもでもウサギとのふれあいを楽しめます。
「首都圏からだとちょっと遠い」「赤ちゃんは大丈夫?」
ちょっと敷居が高く感じる大久野島への旅行ですが、、、
結論から言うと、子どもはすごく楽しんでました!!迷ってるならぜひ!!
では、実際に赤ちゃん連れで神奈川県から遊びに行った我が家の体験談を残します。迷っている方の参考になったら嬉しいです。
今回は全4回中の3回目。目的地大久野島での楽しみ方をご紹介します!
前の記事はこちら↓↓
【うさぎ島】1歳半・3歳子連れで大久野島へ家族旅行!3泊4日②~忠海駅周辺編~
https://mei-patissier-ikujitabi.com/?p=380(新しいタブで開く)
大久野島ってどんなとこ?
大久野島は瀬戸内海に浮かぶ、1周4kmほどの小さな無人島です。
現在では400羽ほどのうさぎが野生として暮らしており、「うさぎ島」とも呼ばれています。他にはない、たくさんのウサギたちに会いに、国内外から多くの観光客が遊びに来ています。
しかし、うさぎ島になる前の大久野島は悲しい歴史を持っています。
いまから80年近く前、戦時中は毒ガス製造場として、地図からも存在を隠された島でした。
現在でも、島内には毒ガス製造場だった過去を示す遺跡が、数多く残されています。
その後、戦後に毒ガス施設は処理され、「1971年に地元の小学校で飼われていたうさぎ8羽が放された」ことから大久野島でうさぎが増えていった、と言われています。
大久野島のウサギたちとのふれあいは、ルールを守ったうえで、自由にOK!
島の中は一般車両※は通らないので、子どもが走り回っても安心!これがすごく嬉しい!
フェリー等の乗船は必須になりますが、入島自体は無料。日帰りでも、島内にある宿泊施設に宿泊も出来ますよ。
また、うさぎとのふれあいに注目が集まりますが、島内にはキャンプ場やレンタサイクル、夏にはプールに海水浴とアクティビティも充実。美しい瀬戸内海の景色を臨むウォーキングコースも散策したり、毒ガス時代の遺跡に触れ、資料館で歴史を知ることも。
自然豊かで、大人も子供も楽しめる、日常を忘れられるような、まさに「うさぎのいる楽園」です。
※送迎バスや、たまーに安全管理等の島内関係者の車両は通ります。
アクセス
大久野島の住所は「広島県竹原市忠海町大久野島」。
首都圏から大久野島を目指す場合、「飛行機」か「新幹線」で広島県に入り、
最終的には、船で大久野島に到着します。
細かく分ければ交通手段は様々にありますが、代表的なアクセス方法をご紹介しますので、大久野島までの道のりをざっくり把握してみてください。
新幹線の場合
新幹線の場合は、乗り継ぎルートは何通りかありますが、
新横浜→(のぞみ・3時間10分)→福山→(新幹線こだま・15分/山陰本線・34分)→三原→(呉線・23分)→忠海
このルートが代表的だと思います。
乗り継ぎに30分~1時間程度かかる駅が多いので、トータルで5時間前後はかかります。
大人1名(片道) 17,260円です。
飛行機の場合
今回は新幹線だったため、飛行機は利用していないのですが、ご参考までに。
羽田空港→(飛行機・1時間25分)→広島空港→(有料リムジンバス・30分)→竹原→(呉線・12分)→忠海
もしくは
羽田空港→(飛行機・1時間25分)→広島空港→(有料リムジンバス・40分)→三原→(呉線・23分)→忠海
詳しい料金は分かりませんが、飛行機(JAL)が大人1名片道 38,370円です。
大久野島への船
飛行機や新幹線で広島県に入ったら、大久野島まであと少し!
どの道のりで来ようとも、ラストは船旅になります。
大久野島へ渡れる航路は2通りあります。
①忠海港から「大三島フェリーまたは休暇村客船」
②三原港より「ラビットライン」
それぞれの特徴をご紹介しますので、アクセスや時間などで便利な方を利用してください。
①忠海港から「大三島フェリーまたは休暇村客船」
「大三島フェリー」または「休暇村客船」は、JR呉線・忠海駅から徒歩7分の忠海港から出港しています。
フェリーと客船は交互に運航しており、だいたい15分~30分くらいの間隔で出ていますよ。
忠海港には、お土産ショップや休憩用のベンチ、近くにトイレもあるので、少し時間が空いてもそんなに心配いりません。
船に乗ってしまえば、忠海港から大久野島港(大久野島桟橋)までは15分程度、運賃は往復で720円です。
※大三島フェリーも休暇村客船も、同じ忠海港から発着しますが、
①休暇村客船は、忠海港~大久野島港の航行
②大三島フェリーは、忠海港~大久野島港~盛港(大三島)の航行
③自動車の積載は大三島フェリーのみ
という違いがあります。
②三原港より「ラビットライン」
こちらの航路は使ったことが無いのですが、
JR山陽本線・三原駅から徒歩5分ほどの三原港から、土日祝限定で、「ラビットライン」という高速船が出ています。
三原港から大久野島港までは約30分、運賃は往復で2,400円です。
1日4便なので、出航時刻はしっかり確認しておきましょう!
※ラビットラインの大久野島発着は、大三島フェリー/休暇村客船とは異なり、「大久野島第一桟橋」となります。
首都圏からだと、忠海に行く手前で三原を通るので、こちらの方がアクセスしやすいかもしれません。土日祝にお出かけの方は、ぜひご検討を!
休暇村大久野島
島唯一の宿泊施設です。日帰りではなく何日も楽しみたい方はこちらに宿泊しましょう。
客室は全65室。
お部屋は、和室ツイン、洋室ツイン、和室8畳・10畳など。
参考価格:10畳和室 大人1名 7,500円~11,500円
公式HP↓↓
https://www.qkamura.or.jp/ohkuno/
館内は古いながらも、活き活きとしていて清潔感があります。
レストラン、カフェ、大浴場、大広間や会議室などもある、広いホテルです。
また屋外には、キャンプ場、テニスコート、プール(夏季のみ)などの施設も。
食事やお風呂には子ども用のサービスもあり、ファミリーも心配なく過ごせますよ!!
休暇村の食事
朝・夕はブッフェ
宿泊の場合、基本は朝夕ともに「ブッフェ」です。(※会席料理の宿泊プランもあります)
夕食は「牡蠣料理」「お刺身」「串焼き」「てんぷら」…瀬戸内の旬の地のものを使った、豪華なお料理が並びます!自分でトッピングが出来るメニューが嬉しい!
サラダや小鉢、魚料理、肉料理、ライブキッチンと盛りだくさんでした。
朝食は、和洋30種以上のメニューが並びます。こちらも豪華!
ちびっこ連れの我が家の大人は、散らかし放題の赤子の世話に忙しく、残念ながら、ブッフェを楽しむ余裕はありませんでしたが…
当然、写真の撮影の余裕もありませんでした(笑
※連泊の場合、ブッフェのメニューは二日目以降もほぼ同じでした。
お昼は、ホテル内のレストランorカフェへ
お昼ご飯を食べるなら、ホテル内にあるレストランかカフェへ。
しっかり食べるならレストランがおすすめ。カフェは飲み物メインですが、土日祝はバーガー類の販売もあります。
レストラン うさんちゅ 営業時間:11:30~13:30(ラストオーダー 13:00)
※こちらは朝・夕のブッフェ会場に使われている場所です。
タコよくばり定食 1,630円
牡蠣フライ定食 1,650円
お子様ランチ 770円など
うさんちゅカフェ 営業時間:10:00~20:00(喫茶軽食は、10:00~16:30)
オリジナル兎人コーヒー 480円
ウサギのはなくソフトクリーム 430円など
うさんちゅカフェの隣には、お土産ショップもあります。
大久野島名物?「兎人(うさんちゅ)Tシャツ」も販売していますよ!
売店営業時間:当面の間8:00~21:00
休暇村の温泉
なんと大久野島には温泉が湧いており、休暇村大久野島には、男女ともに大小2か所の大浴場があります。
大沓の湯(おおくつのゆ)午前5:00~午前0:00
こちらが大きめの浴場で、洗い場の蛇口数は9か所。
小沓の湯(こくつのゆ)午前5:00~午前0:00
こちらは小さめの浴場で、洗い場の蛇口数は5か所。
どちらにも、子ども向けのお風呂用おもちゃが置いてあり、なんともファミリーライク♡
お湯の温度も熱すぎず、我が家の1歳児も楽しんで浸かっていました。
浴場は、「大きめと小さめ」と言われると、大きめに入りたくなりますが、我が家のおすすめは「小沓の湯」!なぜなら、「小沓の湯」の方が比較的空いていることが多いようなのです。小さめと言っても、広々入れますし、子どもと一緒なら空いているのがありがたいですよね。
(※必ず空いている保証はありませんよ)
「小沓の湯」の入り口の近くには、ランドリールームもあります。
コイン洗濯機・乾燥機・洗濯乾燥機があり、粉タイプの洗濯洗剤も販売していますよ。
着替えなどは最小限に持って行って、現地で洗いまわしすれば、荷物も減らせます!
送迎バスを使おう
フェリー乗り場である「大久野島桟橋」から休暇村まで約1km。歩くと15分以上かかります。
子どもを連れて徒歩15分て、必要以上に長く感じますよね。。
そこで、休暇村の送迎バスが便利!
チェックイン・チェックアウト前後の荷物のある時はもちろん、島内散策の時も状況に応じて、「桟橋」~「休暇村」間をショートカット出来ます。大久野島に着いたら、時刻表を確認しておきましょう!
予約は不要で、バス出発時に乗り込めればOK。
ビジターセンターや毒ガス資料館なども通るので、途中で下車したい時は前もって運転手さんに声をかけておけば降ろしてもらえます。
実際のざっくり日程
最後に、大久野島宿泊中のざっくりした予定表をご紹介します。
子連れだと思うように進まないことも多いですが、こんな感じで十分満喫できました。
1日目 | 14:15着 | チェックイン |
まずはホテル周辺 | ||
17:30 | 夕食 | |
19:00〜20:00頃 | 夜のエサやり散歩 | |
20:00 | 入浴 | |
21:00 | 子ども就寝 | |
大人入浴 | ||
2日目 | 6:00頃 | 朝のエサやり散歩 |
7:30 | 朝食 | |
9:00 | 島の散策しつつ、エサやり | |
12:00 | 昼食 島のレストラン | |
おやつ、お土産など | ||
13:30 | お昼寝タイム | |
15:30 | 午後のエサやり散歩 | |
17:30 | 夕食 | |
19:00 | 入浴 | |
21:00 | 子ども就寝 | |
大人入浴 | ||
3日目 | 6:00 | 朝のエサやり散歩 |
7:30 | 朝食 | |
9:00 | チェックアウト | |
送迎バス | ||
9:20 | 大久野島港発 |
日程のポイント
では、最後にざっくり日程を確実に進めるための、効率ポイントをご紹介します。
あくまで我が家の例ですが、ご参考になれば♪
- 送迎バスを活用して!
島に着いたら、まずは時刻表をチェック!
ホテルのチェックイン・アウト時以外にも利用できますよ。
ホテル~港間の移動時間を短縮できるので、より色んな所へ足が延ばせます。 - 大人の入浴は、寝かしつけ後にもう一度!
せっかくの温泉なので、子どもとの入浴時は大人はさっと済ませて、子どもが寝てからパパママ交代でじっくり入浴がおすすめ!
子どもがバタバタする浴場内を早く切り上げられ、慌ただしい就寝前のドライヤー時間がカットで、就寝準備がスムーズに! - チェックアウトは事前がおすすめ!
帰りの乗り継ぎを考えると、ホテルの出発時間が限られて、朝の支度時間がタイトになる可能性が。
そのため、前もって事前清算しておくと、ホテルを出る際にキーを箱に入れるだけ!!
出発前のフロントは混むんですー!!
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【うさぎ島】1歳半・3歳子連れで大久野島へ家族旅行!3泊4日①~全旅程編~
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【うさぎ島】1歳半・3歳子連れで大久野島へ家族旅行!3泊4日②~忠海駅周辺編~
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気になったら続き読んでね♪
以前に箱根にも行きました↓↓↓
【赤ちゃん連れ】箱根に0歳3歳と1泊2日家族旅行!
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